紫外線やドライヤーの熱などによってキューティクルがダメージを受け、枝毛ができてしまうことがあります。そんな枝毛を見つけた時には、どのような対処をするのが正しいのでしょうか。

一度枝毛になった髪が修復することはありません。放っておくと摩擦などでさらに裂けてしまう可能性があるので、見つけたら早めにカットすることが大切です。

普通のハサミだと上手く切れず、毛先がさらにダメージを受けてしまう可能性があるため、カットする際には必ずヘアカット用のハサミを使用しましょう。

カットするのは、枝毛となってしまっている部分の3～5cm上のところです。
斜めに切ってしまうと断面が広くなってより裂けやすくなるので、断面が小さくなるように真っ直ぐ切るのがコツです。

美容師に切ってもらう方が確実に枝毛をカットすることができるので、枝毛が気になるという方は美容室をご利用ください。

枝毛の悪化を防ぐためには、特に傷みの気になる毛先を中心にトリートメントなどで髪の潤いと栄養を補うことが大切です。トリートメントは、シャンプーやリンスだけでは補えきれない栄養分をしっかりと補給することができます。

また、洗い流さないトリートメントは、髪をコーティングしてドライヤーの熱や紫外線、摩擦などから髪を守る役割もあるため、枝毛のリスクを減らすことができます。自宅でのケアだけではなく、定期的に美容室でケアをすることでさらに枝毛を予防することができます。

枝毛を見つけるとつい抜いてしまう方がいらっしゃいますが、抜いてしまうと毛穴が傷んでしまい次に生えてくる髪の毛に悪い影響を与えてしまうため、抜いてはいけません。

また、裂いてしまう方もいらっしゃいますが、これも止めましょう。枝毛を裂くことで頭皮や毛穴に悪影響になることはありませんが、裂いた毛は通常の髪の毛よりも細くなり、まとまりの悪い髪になってしまいます。中には、枝毛を抜いたり裂いたりするのが癖になっている方もいらっしゃると思いますが、枝毛はきちんとハサミで切ることが大切です。